住宅の定期診断

 すまいはさまざまな素材で構成されており,その素材によって耐久年数が違いますから,単純に築年数だけで健全度を計ることはできません。また住んでいる人は,毎日見たり使ったりするので,徐々に不具合が起こっていても気づかないこともあります。
 すまいを長持ちさせるためには,定期的にすまいの状態をチェックすることが大事です。まず,日常点検として,一年に一度「すまいの日」を決めて,自分でチェックをしてはどうでしょう。
 また,新築や直近のリフォーム時の設計図書や写真を工事業者から入手しておきましょう。そこに定期診断やメンテナンスの記録を追加していけば「すまいのカルテ」として,後々のリフォームに役立つほか,中古住宅として売却する際に資産価値の適切な評価にもつながります。

チェックポイント例
<屋外>
外壁(ひび割れ,塗装やタイルの剥落,サイディングボードのずれなど)
屋根(瓦やスレートなどの破損・ずれなど)
ベランダ(床・壁面のひび割れや塗装の劣化,手すりのがたつき,排水口のつまりなど)
雨樋(傾きや破損,枯葉やゴミのつまりなど)
植栽(枝の伸長,害虫の侵食)
<屋内>
床(傷やはがれ)
壁(クロスのはがれや汚れ・カビ)
天井(ボードのずれ,塗装のひび割れ・剥落など)
建具,玄関ドア,間仕切り扉,浴室ドア(開閉のスムーズさ,傷み)
その他,排水口からの異臭,カビ,異音,害虫

一年点検で不具合があったときはもちろん,5年,10年と年数が経過してからは,専門家や業者にも点検を依頼し,不具合は早期発見,早期修繕に努めましょう。

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2022-03-07 15:59:10
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