物件の下見

 賃貸住宅を探す際には,希望の物件が見つかったら,必ず現地に出向き,実際の部屋を確認しましょう。物件を見ずに契約するのは,トラブルのもとです。入居後に後悔することがないよう,物件の下見は必ずしておきましょう。

間取りなど
 物件を選ぶ際には,不動産業者から提供される間取図や写真などを見て検討しますが,実際には図面ではわからない構造や寸法に違いがある場合があります。必ず実際の部屋を確認し,家具や家電を置くスペースなどに問題がないか確認しましょう。間取図にはない柱の張り出しなどがないか,洗濯機置き場の防水パンの大きさなどは要チェックです。日照や通風などは,窓を開けてみて確認しましょう。
 付帯設備(エアコン・給湯器・ガスコンロ・照明器具)は契約上の付帯設備なのか,前居住者の残置物なのかを確認しましょう。残置物の場合で,入居後に使用できるとしても,故障した修理代を負担しなければならないことがあるので確認が必要です。設備は老朽化していないか,破損がないかなど,使用に問題がないかを確認し,不具合があれば入居前に交換してもらえるかどうかも確認しておきましょう。廊下やエントランス,ゴミ捨て場,自転車置き場など共用部分の管理状況を見れば,管理会社が適切に管理しているか,また住民のマナーがわかるので参考にしましょう。

周辺環境
 広告に記載している最寄駅までの所要時間は,距離だけに基づいて計算されています(詳しくは<広告の見方>を参照)。必ず,自分で歩いてみて確認しましょう。子どもがいる場合は,通園,通学路も実際に子どもと一緒に確認しましょう。大人なら10分で歩ける距離でも小さな子どもとだと30分以上かかる場合もあります。併せて,安全性の確認も大切です。実際に子どもが通園・通学する時間帯に,見守りの有無や車の交通量,人どおりや民家の少ないエリアがないか,また子どもが興味をひかれそうな施設の有無などを確認しましょう。
 また,できる限り,曜日や時間を変えて何度か確認すると良いでしょう。例えば日曜日の日中に確認した時には静かな環境であったとしても,平日には周辺の交通量が多かったり,工場などの騒音があるかもしれません。また,夜になると状況が違う場合もあります。近くの住民やお店の人に聞いてみるのも良いでしょう。

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2022-03-07 15:59:09
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