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京都のくらし・昔の知恵 京の夏のすまい方⑤ 祇園祭すまいの講義・コラム

2017.07.12

祇園祭
 八坂神社の祭礼、正しくは「祇園御霊会」とよばれるものは、疫病の流行により朝廷は貞観5年(863)、神泉苑で初の御霊会を行いましたが、その後も疫病が日本各地でも流行し、また災害にも見舞われました。
貞観11年(869)、天皇の勅書を奉り、当時の国の数を表す66本の矛を立て、その矛に諸国の悪霊を移し宿らせることで諸国の穢れを祓い、神輿3基を送り八坂神社の牛頭天王を祀り御霊会を執り行ったのが祭りの起源といわれています。
先年の東北三陸沖の地震も、記録では貞観11年が最古の記録となっています。
平安中頃からは規模も大きくなり、賑わいを見せてきました。室町時代になると町々の特色ある山鉾があったことが『祇園社記』に記されています。
しかし、応仁の乱(1467)で都は灰燼に帰し、祇園御霊会も中絶しましたが、明応9年(1500)には復活しました。
5月1日に吉符入りに始まり、翌月の6月7日の前祭に26基、後祭の14日に10基の山鉾が巡行し、6月末の夏越の祓いでおわる、2か月間にも及ぶ祭りでした。
その時より山鉾巡行の順位を決めるくじ取式が侍所で行われることになりました。
以後、町衆の努力により山鉾の装飾にも贅を尽くすようになり、近世には度々の火災で多数の山鉾が消失しましたが、その都度、町衆の心意気によって再興しています。
明治維新後,太陽暦の採用に伴い,明治10年(1877)に、7月1日の吉符入り、山鉾巡行が、前祭が7月17日、後祭が24日に改められ、7月30日の疫神社の夏越祓いで、1か月に及ぶ祭りと定められました。
夏の暑さを凌ぎ、山鉾巡航の終わるころに梅雨も明けて、いよいよ夏本番となります。
この夏祭りに参加することで、京の町衆は、この夏を健康に過ごすのです。

 

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登録者 京安心すまいセンター
最終更新日 2017-07-11 14:30:40