【老夫婦のみで古家に住んでいる、自宅はこの先どうしたらいいのか?】
子供が全員独立して実家から離れて暮らしている場合、老夫婦だけあるいは一人暮らしのケースがほとんどです。元気なうちはいいのですが、要介護になって施設に入所したり入院したりすることもあります。
そうなると老親が暮らす古家は、ほぼ間違いなく「空き家」になります。
近年、老朽化した家を相続しても住まない人が多く、空き家が急増して社会問題になっています。放置すると倒壊の危険性があり、庭は雑草だらけ、枝は伸び放題で近所迷惑になり、景観を損ない、動物の棲みかとなって衛生上の問題も発生しています。
2015年に「空き家対策特別措置法」が施行され有害な『特定空き家』に指定されると税金が高くなります。具体的には土地の固定資産税を減額する「小規模宅地等の特例」が適用されなくなるのです。
老夫婦だけが古家に住んでいる場合は、早めに家族同士で話し合って対策を講じておくべきでしょう。
一般社団法人京都府不動産コンサルティング協会 長谷川 聡
登録者 | 一般社団法人 京都府不動産コンサルティング協会 |
---|---|
最終更新日 | 2022-10-17 8:15:48 |