親から相続した空き家 処分を決断するタイミングはいつ?
空き家とはいえ、親から貰った不動産はなかなか処分決断できないもの!
不動産コンサルティングマスター、京都市空き家相談員を務めておりますと様々な相談に出会います。
その内容も十人十色でその経緯も様々です。
「空き家を利活用する予定がなければサッサと処分したらいいのに」程度の認識でした。
しかし、相談業務を重ねていくうちに、なかなか決断できない相談者の気持ちが、なんとなく理解できるような気がしてきました。
相続した家が放置されるまで「負のスパイラル」
放置空き家に至る経緯は様々ですが、私の経験上の多くは、相続で取得されたケースです。
つまり、所有者からすれば自分のものであって自分のものでないという気持ちが働きます。
さらに、相続不動産が自分の生まれ育った家とあらば、
それを処分するということは自分自身の生い立ちの根幹の部分を失ってしまうという不安が働くそうです。
親が亡くなり空き家となった当初は、
- いずれ定年退職した後には実家に戻る
- あるいは子息に住まわせる
という選択肢も残しておきたいと考え、空き家となっても定期的に清掃したりして建物維持に努められます。
しかし、
実際のところ、配偶者の協力が得られず、子供も全く別のところで生活圏を築いてしまい、
自身も高齢化で空き家の管理が苦痛となり、そこに判断力が低下し、
どの様にしたらよいのか考えることすら面倒臭くなり、
結果として放置空き家、危険家屋と化すケースがあるように感じられます。
どのタイミングで決断するか。
空き家処分の決断には、気持ちの整理という時間を要するのは誰しも当然のことです。
どうしようかと考え始めた時がそのときです。
そういう人達のお手伝いするために「京都府不動産コンサルティング協会」が存在します。
「迷ったら前へ」と言ったプロ野球名監督がいますが、「迷った時こそ決断するタイミング」だと思います。
是非、ご縁があることを!
(一社)京都府不動産コンサルティング協会 https://www.krca.or.jp/
東住宅株式会社 代表取締役 東 貴之 http://www.azumaj.com/wp/

登録者 | 一般社団法人 京都府不動産コンサルティング協会 |
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最終更新日 | 2022-12-22 11:53:20 |