【省エネ化】エネファームとは

エネファームとは,都市ガスやLPガスから分離した水素を空気中の酸素と反応させる燃料電池システムで発電し,その際に発生する熱を給湯に使用するシステムです。非常にエネルギー効率が高く,二酸化炭素の排出量も少なくてすむことから,2009年の発売以来,急速に普及しました。屋根に大きなパネルを設置しなければいけない太陽光発電システムと比べると,既存住宅にも設置しやすく,建物の美観も損なわないのが長所です。初期の設置費用も年々下がっており,100万円代で設置できるものもあるようです。また,2016年の電力自由化に伴い,余剰電気はガス会社に売電することができるほか,機種によっては停電時発電機能を備えているものもあります
ただ,エネファームでは発電量と給湯量が比例しますので,お湯の使用量が少ないと発電量も少なくなります。そのため,一般的な家庭では温水床暖房などで最大限にお湯を使っても,発電量が電力消費量に追いつかず,多少の差こそあれ電力を購入する必要があるといわれています。また,燃料電池は複雑なシステムを使用するため,点検やメンテナンスが不可欠で,10年の保証期間後は点検費や部品の交換,修理などの維持費がかかります。
導入を検討する際は,お湯の使用量と発電量のバランス,またガス会社によってはエネファームに使用する際のガス料金値引きや電気も併せて購入する際のパック料金などがありますので,十分に検討しましょう。

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2018-12-04 0:00:00
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