契約する前に

 不動産の購入に際しては,取引条件について知っておく必要のある事項は多岐にわたり,専門知識が必要なことも多く,取引条件について売主と直接交渉することは困難です。そこで,不動産取引では,通常は不動産の専門家である宅地建物取引業者(参照:<不動産業者の選び方>)が媒介などで関与することになります。
希望物件が見つかり,契約に進む場合,まず宅地建物取引業者は,購入希望者に対して,契約が成立するまでの間に,取引条件の内容や,その取引条件に関する重要な事項について,「重要事項説明書」を交付して,宅地建物取引士に説 明させることが義務付けられています。
 購入希望者は,その重要事項説明を聞いて物件を購入するかどうかを判断しなければなりませんので,自分が知りたいことについて説明がなかったり,分からないことがあった場合は,そのままにせず,質問をして納得がいくまで説明を求めましょう。契約は自己責任です。急いで契約した後に自己都合で契約の撤回を求めても,簡単に解除することはできず,どうしても解除したい場合は,支払った手付金を放棄して解除することになります。そうならないためにも十分に重要事項説明を理解して,納得してから契約に進むことが大切です。

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2022-03-07 15:59:08
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