浸水への備え

地球温暖化による異常気象のせいか、近年台風が大型化したり、ゲリラ豪雨、線状降水帯などによる水災が増えています。

京都市では、2013年(平成25年)の台風18号の際に嵐山をはじめ各所で浸水被害が発生し、その翌年、2014年(平成26年)の8月には左京区南部などを襲ったゲリラ豪雨(局地的な集中豪雨)豪雨で、三条大橋付近の河川敷が水没し、地下街や地下鉄駅など多くの人が利用する地下空間においても浸水の危険にさらされました。

同様に、国内の各所で「これまでに経験のない雨量」が浸水被害を起こしています。大雨などによる河川の氾濫でおこる「洪水」のほか、都心部では、河川の氾濫とは違う「内水氾濫」による浸水も起こっています。内水氾濫は,通常であれば排水溝を通じて下水に流れたり、地面にしみ込んだりする雨が、短時間に多量に降ることで処理がおいつかなくなり、浸水被害をもたらすものです。

あなたのまちで、水害が起こったら!?(浸水へ備えよう)

お住まいのエリアが浸水するかどうか、また、浸水がどの程度の深さになるかは、ハザードマップである程度知ることができます。予想される被害に応じて、対策を考えてみましょう。

浸水の深さが50㎝程度で敷地がかさ上げされていない場合、床下浸水の恐れがあります。浸水を防ぐには、床下通気口を土のうなどでふさぐのが一番です。本格的な土のうを備えるのは大変ですが、最近では水を吸うと膨らむタイプの土のうであれば、備蓄しておいてもかさばりません。そのほか、大きめのポリ袋に水を入れたり、プランターをブルーシートで包んだものも、土のうの代用品になります。

浸水深さが1m程度と予想されるエリアでは、床上浸水の可能性があり、土のうなどで浸水を防ぐのは難しくなります。普段から、貴重品や災害備蓄品は2階以上に片付ける、寝室は2階以上にするなどの備えをしておけば、万一避難が遅れた場合でも、一時的には自宅で持ちこたえることができるでしょう。

ハザードマップについて詳しくはこちらをご覧ください。

京すまいの情報広場 基礎知識「まるごとまちごとハザードマップとは
京すまいの情報広場 基礎知識「ハザードマップの確認

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2022-08-01 14:25:48
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