自分でできる応急処置
災害被害は短期間に限られた地域で発生するため,破損個所があってもすぐに修理業者が見つからない,見つかってもきてくれないということがあります。ご自分で応急処置ができれば,二次被害を防ぎながら,落ち着いて修理業者を選ぶことができるでしょう。
・室内に雨漏りがしたら
例えば雨漏りが起きた場合,一番大切なのは,室内に入った雨水をできるだけ壁や床にしみ込ませないことです。天井からの雨漏りであれば,落ちてくる場所にバケツ等を置いて雨水を受ける,という昔ながらの方法が,有効です。バケツがなければ,ゴミ箱や段ボール箱にビニール袋をかぶせるなど,とにかく落ちてくる雨水を床に広げないようにしましょう。バケツの中には新聞紙や古いタオルを入れて,バケツの周りにはレジャーシートなどを敷けば,飛び散りも防げます。雨漏り箇所の下にバケツを置くのが難しい,というときは天井に紐状のものを釘付けにして,雨水を伝わせてバケツに誘導するなどの工夫をしてみましょう。雨漏りが止まったら,水気をしっかりふき取って乾かしたあと,防水テープなどで雨の侵入口をまずは内側だけでもふさぎましょう。外からの侵入口も分かれば同じように塞いだほうがいいですが,屋根など高いところの場合は非常に危険ですので,専門家の補修を待ちましょう。一階部分のひさしや,サッシ枠,外壁の亀裂など,安全に手が届く場所であれば,防水テープやコーキング剤などで応急処置をしてみましょう。
(参考)
震災がつなぐ全国ネットワーク/「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き https://blog.canpan.info/shintsuna/archive/1420
・窓ガラスが割れたら
窓ガラスが割れた場合は,まず破片でケガをしないよう十分に気を付けながら,割れた部分をできるだけ取り除きます。その後,レジャーシートやビニール袋など防水性のあるものと段ボール紙などを重ねて,サッシや壁にテープで固定しましょう。テープは剥がれにくく防水性の高いダクトテープが最適です。
・外壁に亀裂が入ったり剥落したら
窓ガラスが割れた場合は,まず破片でケガをしないよう十分に気を付けながら,割れた部分をできるだけ取り除きます。その後,レジャーシートやビニール袋など防水性のあるものと段ボール紙などを重ねて,サッシや壁にテープで固定しましょう。テープは剥がれにくく防水性の高いダクトテープが最適です。
応急処置ができたら,あせらずに修理業者を探しましょう。
・外壁に亀裂が入ったり剥落したら
外壁のモルタルに亀裂が入ったり,部分的にでも剥落すると,そこから雨水が侵入することで,室内に雨漏りしたり,壁の下の構造材が弱ってしまったりすることがあります。手の届く範囲であれば防水テープやコーキング剤で応急処置をして専門業者への修理を依頼しましょう。
「補修工事の検討」へのリンク https://miyakoanshinsumai.com/kisochishiki/?act=detail&id=280&category=18
登録者 | 京安心すまいセンター |
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最終更新日 | 2022-03-07 15:59:11 |