いつか来る地震に備える ~第1回 過去の災害から学ぶ ~
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死亡原因のほとんどは圧死
阪神淡路大震災における死亡原因の8割以上が、建物や家具の倒壊による窒息死・圧死でした。
このため、大地震から命を守るには、建物等の倒壊を防ぐことが何より大切です。
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京都に地震はくるの?
京都市の地震の特徴は、「内陸型地震」と言われています。「陸のプレート」と「海のプレート」がぶつかりあって、力が生まれ、その力が離れたところにも働き、ズレ=いわゆる「活断層」を生じさせ、地震を起こします。
京都市は、この活断層に囲まれており、大規模な地震の被害を受ける可能性があります。
左の図は「近畿地方に被害を及ぼした地震」が、年表としてまとめられているものです。
過去の記録からも分かるように、1830年(おおよそ190年前:江戸時代後期)の「京都大地震」や1596年(おおよそ420年前:安土桃山時代)の「慶長伏見地震」などは、京都付近で発生したマグニチュード7クラスの地震と言われています。
また、その他の地震についても、例えば、記憶に新しいところでは「大阪府北部地震」など、京都に大きな被害を与えている地震も多くおこっています。そして、近畿地方は、現在、「地震の活動期」に入っているとされています。
「いつ来るかわからないから」ではなく「いつ来てもおかしくない」という気持ちで、第2回以降もすまいの耐震化について考えていきましょう。
次回へ続く
登録者 | 京安心すまいセンター |
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最終更新日 | 2024-06-17 9:41:55 |