物件を売り出す
売り出し価格を決める
売却する立場では,売却価格は高ければ高いほど嬉しいもの。しかし,購入する立場では,良いものを安ければ安く買える方が嬉しいもの。売り出し価格は,不動産会社から提示された査定価格を参考に,不動産会社の意見を聞きながら売主が決めます。希望価格で購入してくれる人が現れるとは限らないため,価格交渉があることを前提に売り出し価格を決める人が多いでしょう。価格交渉があった場合,いくらまで対応するのかも予め決めておきましょう。売り出し価格を決定する際には,売却後の資金計画をしっかり立てておくことが重要です。
内覧の準備をする
販売活動を開始すると,購入希望者が内覧に訪れます。購入希望者は,図面で確認した物件の実物を見て,自分が住むイメージを膨らませます。部屋の広さや日照条件,キッチンや浴室などの水回りの状況などを細かくチェックし,どの程度改修が必要かも考えながら見学するので,少しでも印象が良くなるように,不要なものを片付けたり,清掃することは重要です。万が一,浴室がカビだらけであったり,物が散らかっていたり,破損が激しい箇所があれば,購入意欲が薄れてしまう可能性があります。内覧の当日は、印象良く振る舞うことも重要なポイントです。
また,売主の立場として,購入希望者がどのような人かを見ておくことも大切です。大切に住んでいた住宅を譲り渡すのですから,できれば大切に住み継いでもらいたいという思いもあるでしょう。引き渡した後に,トラブルにならないように,相手がどのような人かを見極め、売却するかどうかの判断材料に加えておきましょう。
条件の交渉
購入希望者が現れたら,不動産会社は、売主と買主の双方の希望条件を確認した上で、お互いの条件を調整することになります。条件交渉では、購入希望者の条件をすべて受け入れる必要はないので,自分が納得のいく条件かどうかを慎重に判断しましょう。とは言え,売主の希望条件のすべてを受け入れてくれる購入希望者もありませんので,譲歩できるところは譲歩し,売却のタイミングを逃さないことも重要なポイントです。
登録者 | 京安心すまいセンター |
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最終更新日 | 2022-03-07 15:59:08 |