京町家の保全

京町家とは,2017(平成29)年12月に制定された「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」では,「建築基準法の施行の際(※1)現に存し,又はその際現に建築,修繕若しくは模様替えの工事中であった木造の建築物であって,伝統的な構造及び都市生活の中から生み出された形態又は意匠(平入りの屋根その他の形態又は意匠で別に定めるものをいう。)を有するものをいう。」と定義されています。
京町家は,建物としての視点ではなく,四季折々の自然を感じる生活文化など,暮らしの美学や生き方の哲学が,京町家には凝縮されています。京都市では,この貴重な財産を保全し,将来の世代に受け継いでいくため,様々な方々との協働の下に,京町家の保全及び継承に取組んでいます。

※1:建築基準法の施行の際とは,1950(昭和25)年のことを指す。
京町家の一般的な特徴としては,「うなぎの寝床」と呼ばれる,間口が狭く奥行が深いつくりがあげられます。また,構造は伝統な軸組木造です。礎石に石が使われ,壁は漆喰塗り,建物の構造材には釘を使わず,継手(つぎて)やほぞを用いて建てられています。
■京町家を体験できるコンテンツ VRで京町家体験! https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/study/#3(京都市のサイトに移行します)

京都市では,京町家の保存・活用を図っており,空き家の利用希望者を募集するなど様々な施策を打ち出しています。2017年(平成29年)11月には「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」を制定し,貴重な財産である京町家を次世代に引き継げるよう,京町家の保全・継承に努めています。
■京都市京町家の保全及び継承に関する条例について https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/about/#1(京都市のサイトに移行します)

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2022-03-07 15:59:10
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