浴室の断熱

浴槽の断熱化
寒い冬場の浴室は温度が下がり,脱衣場と浴室の温度差や浴室と浴槽内との温度差でヒートショックが起きるなど危険性があります。
また,寒い日には浴槽の湯温が下がりやすいので,頻繁に追い炊きを行うと,光熱費にも影響があります。これらを解消するためには,浴槽の断熱化が効果的です。断熱材を施した浴槽は保温性が高く冷めにくくなっています。さらに断熱性のある風呂蓋を使用することで,断熱効果を高めることができます。高断熱浴槽に交換することで省エネにもつながります。ユニットバスの場合は,浴室全体に断熱材が施されているものもありますので,浴室内の温度をあたたかく保つことができ,ヒートショックなどの心配も少なくなります。

高断熱浴槽とは
①浴槽のまわりに断熱材を施工し,保温性を高めた浴槽
②断熱性のある熱を逃がさない風呂蓋
上記の2点がそろって高断熱浴槽と言われます。
・従来のお風呂は1時間に1℃お湯の温度が下がると言われていますが,高断熱浴槽であれば4時間経過しても2.5℃以下しか温度は下がりません。沸かしなおさず,入浴ができるので省エネにつながります。
・ユニットバスの場合,浴槽だけでなく浴室そのものを高断熱化している製品もあります。
・高断熱浴槽は,JIS規格で認定されているので,それによって判別する事が出来ます。ユニットバスであっても同様です。

効率的な設備機器の導入
効率的な設備機器の利用は省エネにとても効果的です。今後,家電製品や設備機器の更新の際には,高効率の製品を選びましょう。冷蔵庫やエアコン,給湯機などの家電製品や設備機器の効率は,昔に比べて非常に向上しています。
給湯はエネルギー使用量の1/3を占めており,高効率給湯器と高断熱浴槽を選ぶことで,給湯エネルギーを12~37%程度削減出来ます。(※)
 ※出典:(一財)建築環境・省エネルギー機構 発行「温暖地版 自立循環型住宅への設計ガイドライン」

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2022-03-07 15:59:11
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