2015年8月1日「建築と子供たち 2015 in KYOTO【京のまちと子供たちのジオラマ】」

■レクチャー
講師:萬野 光雄氏(日本建築家協会 近畿支部 京都地域会)
まちは、いつの間にか作られたものではありません。ちゃんと理由があって作られたものです。例えば、京都駅の周りは、必ず郵便局があります。これは、昔は、電車に乗って郵便を運んだためです。また、昔、政治を行っていたお城の近くには、役所が位置しています。二条城の場合、その周りに京都府庁や京都市役所があります。このようにまちは必ずある理由とルールに従って作られたものです。ジオラマを作る際には、このまちのルールや隣との関係を考えながら作ってください。

■子どもまちづくり会議
ジオラマの作成する前にまちづくりにおけるルール(京都駅の位置、高さ制限)を子ども同士で決定しました。会議では、子ども一人一人の意見を聞き、多数決で「京都駅は今のままにする」、「建物の高さは和風の景観を守るために、五重の塔ぐらいにする」をルールとして決めました。

■ジオラマ制作
あらかじめ出しておいた宿題をもとに4つのグループに分け、建築家やグループで話し合いながらまちをジオラマで構成しました。その際に、子どもたちは、周りのまちとの関係を考えながら、道の位置や建物の位置を決定しました。また、子どもたちは、自分のまち(A4サイズのボード1つ)以外にも、グループの共有地(A4サイズのボード1つ)を参加者同士で協力して制作しました。

■講評会
京都をイメージした206㎝×145.6㎝の大きなボードにそれぞれが作ったホードを一つ一つ入れ込み、子どもたちの思いが詰まったまちが誕生しました。グループ別に、それぞれのコンセプトを説明し、参加者全員が自分が作ったまちについて発表しました。

■参加者のアンケートより
・子供たちに京都の景観を大事にしていこうという意識が高いことが意外でした。緑の多い街にしたいと思っている子が多く今の京都には公園などが少ないことに気づいていた。
・改めて自分の住む町を考える良い機会でした。

対象イベントすまいスクール「建築と子供たち 2015 in KYOTO【京のまちと子供たちのジオラマ】」
イベント終了報告日2015-09-01
イベントレポート※本文欄に記載
登録者京安心すまいセンター
最終更新日2015-06-30 15:49:47
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