2016年2月7日 すまいスクール「小学生マンションドクター養成塾 ~ステージ1 マンションの秘密を探れ!~」

講師:碓田智子氏(特定非営利活動法人 集合住宅維持管理機構、大阪教育大学教育学部教養学科教授)
■入門編
①クイズ
マンション内の施設で、だれが使うところかクイズを行いました。参加者は「みんなで使う」、「家族で使う」と書かれた2本の旗を持ち、回答の際には旗を挙げました。
・リビング(家族で使う所)
・公園(みんなで使う所)
・自転車置場 (みんなで使う所)
・エントランスホール(みんなで使う所)
②講義「マンションのきまり」
なぜマンションには「みんなで使うところ」と「家族で使うところ」があるのか、3つのきまりを解説しました。
・きまり1
マンションの決まりでは、『家族のもの』を専有部分と言います。『みんなのもの』を共用部分と言います。
・きまり2
『共用部分(みんなのもの)』が壊れたりすると、みんなでお金を出しあって直します。
・きまり3
マンションの決まりでは、みんなで壊れたところを直せるように『共用部分(みんなのもの)』が、どこなのかをわかるようにしています。

■チャレンジ編
①クイズ
冒頭のクイズで使用した旗は二重構造になっており、カバーを外すと「共用部分」「専有部分」の旗になります。「みんなで使う」が「共用部分」、「家族で使う」が「専有部分」と用語の意味を確認し、それらの旗を用いて先ほどより難易度の高いクイズに挑戦しました。
・マンションの柱:共用部分
・マンションの屋上:共用部分
・マンションの水道管やポンプ:共用部分
②講義「マンションドクターとは」
・マンションドクターの仕事・その1
『共用部分(みんなのもの)』が傷んだり、困ったことがないか調べて、住んでいる人を助けます。
・マンションドクターの仕事・その2
『共用部分(みんなのもの)』をどのようにして直したらよいかを考えたり、マンションに住んでいる人に知恵を出します
・マンションドクターの仕事・その3
『共用部分(みんなのもの)』を直す工事のとき、正しくできているかを検査します。

■模型を用いた解説
給水、排水、配電(照明をつける)のしくみが確認できる模型を用い、給水ポンプが水をくみ上げ、各戸のキッチンやトイレに水が行き届き、排水されていく様子を解説しました。

■おもしろいマンション紹介
図工の参考として、ユニテ・ダビタシオンなど独特なデザインのマンションを映像で紹介しました。

■図工
子ども達一人一人が住んでみたいマンション、あったらいいなと思うマンションを描き、工作しました。図工は、配置図の印刷された用紙と台紙を配布し、その上にカラーペン、間取りパーツ、粘土、毛糸、折り紙、タイルなどの材料を用いて行いました。

■講評
最後に、碓田教授による講評を頂きました。
・本日勉強した内容は、高校生の教科書に出ています。
・小学生にとっては難易度の高いことを理解してもらうためにはどのような工夫が必要か、試行錯誤した結果が本日の内容となっています。
・マンションを描いたり工作する作業が終わらなかった参加者も見受けられますが、材料を持ち帰り続きを家で行うとよいでしょう。
・本日の回は、ステージ1です。続編にも期待したい。

■参加者のアンケートより
・みなさんとても優しく接してくださって子どもも楽しく過ごせたと思います。
・木を題材に色々教わった。
・パイプに興味を持ったのが意外だった。

対象イベントすまいスクール「小学生マンションドクター養成塾 ~ステージ1 マンションの秘密を探れ!~」
イベントレポート※本文欄に記載
登録者京安心すまいセンター
最終更新日2015-09-30 23:02:23
ページの先頭へ戻る

みやこ安心住まいセンター(安心安全の住まいづくりを応援!住まいのワンストップ総合窓口)

京都市住宅供給公社(安心のすまいを信頼とともに)

京都公営住宅ポータルサイト