2016年11月26日 インテリア模型クラフト講座 ~インテリアでできる地震対策を学ぶ~
(1)前半の部:地震への備えについて
前半の部では、地震に備えた部屋や家具の模型づくりのワークショップに先立ち、土谷氏から、京都市消防局発行のリーフレット「地震に備えて家具の転倒防止をしましょう!」に基づいた、地震への備えに関する対策の説明があった。
■地震への備えについて学ぼう
地震の際には,まず自分の身を守ることが第一である。
寝ている時は無防備なので、特に寝室において,家具が倒れて逃げ道をふさがないように、予め家具の配置を考えることが大切である。
①家具がふとんやベッドの前に配置されていると、揺れが起こった際にふとんやベッドの上に倒れてくる可能性がある。寝室にはなるべく家具を置かないことが望ましいが、もし置くならドア周辺は避け、ふとんやベッドとは並列に置き、なるべく距離も取るようにする。
②家具はできるだけ固定する。
揺れで倒れて来ないようにする。L字型金具やベルト、チェーン、つっぱり棒など、家具の背の高さや重さによって、様々なタイプの固定器具がある。
③割れ物や落下物の対策を取る。
家具の上にものを置くと、揺れで中身が飛び出したり落下してきたりする。中身も同様なので、重たいものは下に置いて重心を安定させる。そのダメージを減らすためには、揺れの力を吸収する粘着マットや、家具の下にかませて壁にもたれ掛けさせる転倒防止板なども有効である。
前面がガラスであったり、中身が割れやすいような食器棚などは、開き戸を固定器具で固定したり、ガラスの飛散防止フィルムを貼りつけることもすぐ取れる簡易な方法である。
■ワークショップ
学んだことをワークシートで確認した。
ケーキ箱を六畳の一室に見立て、壁と窓の配置を決めて、厚紙を切りぬいた家具でベッドや机、椅子や本棚、たんすを作り、これまでに学んだ地震への備えを活かしながら家具を配置した。
実際に家具の配置を行ってみて感じたことなどをふりかえりシートに記入し、自分の考えをまとめた。
2)後半の部:インテリアコーディネートについて
後半の部では,インテリアコーディネートについて考えた部屋づくりのワークショップに先立ち、壁紙の材料であるビニールクロスや、床材である無垢の木などの実際の内装材のサンプルに触れてみたり、実際に部屋の内装を決めていく際の素材や色の組み合わせのポイントについて説明があった。
■インテリアコーディネートを学ぼう
インテリアとは,照明器具や壁、天井や床、窓、ドア、カーテンなど、その部屋を構成するすべてをまとめて指す言葉である。使用される内装材も様々な種類・素材があり、それぞれに異なる味わいがあるので,いろいろなものに触れてみるとよい。
また,その様々な味や色合いを活かしたり、自分の好みによって組み合わせていくことをインテリアコーディネートという。
色の組み合わせ方は、床材の色を一番暗くし、そこから壁,天井に向けてだんだん明るくなるように合わせていくことが基本的なポイントとなる。
■ワークショップ
学んだこと、実際に内装材に触れて感じたことをワークシートに記録した。
前半の部で作ったケーキ箱の部屋を様々な内装材を使って飾った。
実際にコーディネートの材料を選んで感じたこと,コーディネートに工夫したことなどをふりかえりシートに記入し、作った部屋にタイトルをつけた。
対象イベント | すまいスクール インテリア模型クラフト講座 ~インテリアでできる地震対策を学ぶ~ |
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イベント終了報告日 | 2016-11-26 |
イベントレポート | ※本文欄に記載 |
登録者 | 京安心すまいセンター |
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最終更新日 | 2016-09-15 9:12:26 |