2017年1月15日 すまいスクール 私が守る!子育て中の防災対策

■第1部 「防災ママワークショップ」
東日本大震災の時の映像の観賞や、その映像から地震の恐ろしさや実際に地震がある時はママ一人で子どもを守り、生き抜かなくてはならないことの説明があった。また、実際に東日本大震災にあったママたちの経験や意見が反映された「防災ママブック」を用いた、災害の時に子どもと家族をまもるためにママたちが出来ることについての解説があった。
●大震災防災危険度チェック
まずは、自分が地震に対してどれくらい準備しているのかを診断するのが大事。危機感が低い人の中には、避難所の場所も知らない人も多く、実際に地震があった時に逃げられず戸惑う人もいる。今調べられることはなるべく調べておき、特に避難所については、2,3か所を調べ、避難所までのルートも2つ,3つ調べておいたほうが良い。
●子どもと家族のためにできること
① 大震災の直後
・震災の時に一番大事なことは、親子でその瞬間をなんとか生きのびること。ほとんどの被害者は最初の1~2分で亡くなっており、それを超えられれば、死亡率はぐんと下がる。
・『身を守る動作』 ①「頭を守る」、②「しゃがむ」、③「何かに捕まる」を覚える。普段は簡単にできる動作だが、地震の時には立つことすら難しいため、普段から子どもと一緒に練習するのが大事。
・家の中で一番危険な場所は、キッチン。包丁が飛んできたり、食器棚からガラスや陶器の皿が落ちてきたりする。そこで子どもの安全を確認するために子どもの名前を呼ぶと、ガラスなどの破片があるところまで子どもが来てしまうので注意すること。
・大地震の時に車に乗っていたら、左側に停車し、エンジンを止める。鍵は付けたまま逃げ、救急車などが通る時に車を動かすことができるようにする。
② 避難中
・避難所では、乳幼児世帯だからといって特別扱いはなく、学校の体育館などで大勢の人と寝泊りするので決して安全・安心な場所ではない。子ども向けの物資は、何日も届かない場合もあり、配給された食品を食べない子どももいる。
・『防災リュック』を準備すること。地震に備え、持って逃げられる『防災リュック』を準備しておくのが大事。非常食の場合、子どもはお腹が空いても不味かったら食べないので、食べさせみて食べられるものを用意する。また、毛布やレジャーシートなどは、着替える時に目隠し用に使えるので大きめで用意するのがお勧め。いつどこで被災するか分からないので、母子手帳・家族分の保険証のコピーなどの携帯できるものはママバックに入れる。小学生の場合は、ママと離れた時に被災する可能性も高いので、子ども用のリュックを作っておくのもおすすめ。
③ 地震発生~7DAYSを乗り切る!代用グッズ
・オムツがない場合は、レジ袋で代用
・粉ミルクがない場合は、砂糖水で代用
・生理用品がない合い場合は、Tシャツとガムテープで代用
●非常食の試食会
・ミルクスティック、缶パン、ファイバービスケットを試食

■第2部 京都市の備蓄状況
京都市の備蓄状況や各家庭で備蓄する時のポイントについての説明があった。
●京都市の備蓄状況
大規模な地震時に備えて、京都市では各学校等の避難所に分散して1日分(1日3食分)の物資を備蓄してきている。主食として一般避難者を想定したアルファ化米(乾燥米飯)と、高齢者・幼児用のレトルトおかゆがあり、それ以外に飲料水と粉ミルクがあるが、確実に家族を守るためには、各家庭で備蓄することが大事である。
●各家庭で備蓄する時のポイント
支援食料は乾パンやカップ麺であったり、子ども用の食料が少なかったりすることも考えられる。アレルギーの人はアレルギー対応品を、子どものいる家庭では粉ミルクや離乳食等を備蓄する。また、ガスが止まり、お湯が使えなくなるため可能性もあるため,カセットコンロやボンベも備えておく。備蓄用の食料品ではなくても、普段から食べている食料品で、定期的に「食べる」「買う」を繰り返すことで、賞味期限を切らさずに長期間の備蓄をすることができる。

対象イベントすまいスクール 私が守る!子育て中の防災対策
イベント終了報告日2017-03-21
イベントレポート※本文欄に記載
登録者京安心すまいセンター
最終更新日2016-12-01 16:43:07
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