バリアフリーリフォームで失敗しないためには?注意すべき点
せっかくお金をかけて行ったバリアフリーリフォーム。リフォーム後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、どんなことに注意すべきなのか見てみましょう。
高齢者や障がい者だけでなく、家族の誰もが快適に過ごせる空間作りを意識しよう。
バリアフリーリフォームは、高齢者や障がい者を含めた一緒に過ごす家族全員が安全に暮らすための配慮が必要です。そのため、間取りを変更したり、手すりを付けるなどする際には、その工事によって小さい子どもの安全性が確保されるのか、他の家族が過ごすうえでストレスにならないのか、といった視点を持つことが重要です。
介護や介助する人が動けるスペースが十分あるか注意しよう。
せっかくリフォームするので、ケアが必要な方もケアする方もお互いに快適に過ごせる室内空間を作りましょう。例えば、車椅子でも出入りしやすく、また介助しやすいようにトイレを広くするとお互いが快適に使用できます。しかし掃除するのは、ケアする方なので、掃除しやすく、汚れが落ちやすい材料を使うなどの配慮と工夫は、とても大切です。
補助金制度等の支援制度を活用しよう。
場合によっては、間取り変更や設備をそろえる必要のあるバリアフリーリフォームは思ったより費用がかかります。介護認定を受けている場合は、介護保険制度が適用出来たり、国や自治体がバリアフリーリフォームに使える補助金制度を設けているなど、様々な支援制度がありますので、最大限活用しましょう。
▼ 京都市民が使えるバリアフリーリフォーム支援制度は、こちらをご確認ください。
https://miyakoanshinsumai.com/column/column-11388/
効果的な照明の使い方を意識しよう。
人は歳を重ねると視覚が変化します。視覚が低下することで段差が見にくくなったり、明るい場所から暗い場所へ移動した時には、目が慣れて周りが見えるまで時間がかかります。若い人は、約10~30秒ほどで見えるようになりますが、60代以上の高齢者は1~2分ほどかかると言われています。また、加齢と共に色が認識しにくくなったり、明るさも若い人よりも暗く見えるようになります。せっかくバリアフリーリフォーム工事をするなら、照明のバリアフリーも採用し、その効果を増大させましょう。
国土交通省の「住まいの改修ガイドライン」を参考しよう。
バリアフリーリフォームを考える場合、どのようにすることが利用者にとって最適なのかしっかり考えることが大切です。国土交通省の「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」ではリフォームする時に配慮すべきポイントをまとめています。そのガイドラインを参考に、バリアフリーリフォームを計画したらいかがでしょうか。
▼ 高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000202.html
設備を設置する場合はメンテナンス費用も考えよう。
移動用リフト、ホームエレベーターは、点検などのメンテナンス費用がかかります。もし設置する場合は、メンテナンス費用を考慮に入れて検討することをおすすめします。
登録者 | 京安心すまいセンター |
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最終更新日 | 2023-06-09 9:24:11 |