省エネ住宅用語集 ~基本の「き」~

法改正により令和7年(2025年)4月1日から全ての新築住宅に省エネ基準適合義務化が始まりました。

さらに、新たにより高い省エネ性能を示す指標が新設されて来ている今、省エネ住宅に関する用語「省エネ住宅用語」を

おさらい・紹介します。

省エネ住宅用語

断熱

だんねつ
伝導、対流、放射による熱の出入りを防ぐこと。
遮熱

しゃねつ
太陽からの熱(日射)を反射・遮断して、室内に熱が入るのを防ぐこと。
気密

きみつ
住宅の隙間を減らし、外気の出入りの影響を少なくすること。

室内の温度や湿度を快適に保つために重要になります。

開口部

かいこうぶ
窓やドアなどのこと。
外皮

がいひ
屋根や外壁、床、開口部など建物の表面のこと。
外皮性能

がいひ せいのう
「建物からの熱の逃げやすさ(UA値)」と「建物への日射熱の入りやすさ(ηAC値)」の2つの点から、『建物の断熱性能』が構成されます。
外皮平均熱貫流率(UA値)

がいひ へいきん ねつかんりゅうりつ
(ユー・エー ち)
室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標。

UA値が小さいほど熱が出入りしにくく、断熱性能が高いことを示します。

建物内外温度差を1℃としたときに、建物内部から外界へ逃げる単位時間あたりの熱量を、外皮面積で除したもの。
 ※ただし、換気による熱損失は除いて算出されます。
冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)

れいぼうき の へいきん
にっしゃねつ しゅとくりつ
(イータ・エー・シー ち)
建物への日射熱の入りやすさのこと。

冷房期に窓などから侵入する日射の熱量を評価した指標で、ηAC値が小さいほど日射の熱量が入りにくく、遮蔽性能が高く、冷房エネルギーが削減されることを示します。

地域区分

ちいき くぶん
日本は地域によって外気温の差が大きいため、全国を8つの地域に分けて、地域ごとにそれぞれの気候に応じて、求める省エネルギー性能( UA 値とηAC 値の等級の基準値)が定められています。


熱損失係数(Q値)

ねつ そんけつ けいすう
(キュー ち)
住宅全体の熱がどれくらい逃げやすいかを表した指標。

Q値が小さいほど熱が逃げにくく「断熱性能が高い住宅」ということになります。

2013年の省エネ基準改正により、UA値が使われるようになりました。省エネ基準改正以前に使われていた断熱性能を表す数値がQ値ですが、現在も目にすることが多い数値です。

相当隙間面積(C値)

そうとう すきま めんせき
(シー ち)
住宅全体にどれくらい隙間があるかを示す、気密性能を表す指標です。

C値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを表します。

気密性の高い住宅は、内部の暖まった空気が外へ流れ出にくく外気も入ってきにくいため、断熱性能と気密性を併せて、考えることが省エネ住宅にとって大切になります。

C値は、どのくらいの空気が室内から外部へ流出するのかを住宅の床面積で割って算出します。
「C値=住宅全体の隙間面積÷延べ床面積」で求め、実際に測定した値から算出します。
断熱と遮熱の違いは?
  • 断熱 : 熱を伝えにくくすることで、室温を一定に保つこと。
  • 遮熱 : 熱を反射・遮断して、熱の侵入を防ぐこと。

 

UA値とQ値の違いは?

外皮の熱性能に関する基準については、これまでの熱損失係数(Q値)に基づく基準が使われていました。

2013年の省エネ基準改正により、外皮平均熱貫流率(UA値)による基準に見直された基準の違いが、UA値とQ値の違いです。

・Q値とは、従来の熱性能基準
熱損失量を床面積で割った基準が採用されていました。
・UA値とは、改正後の熱性能基準(外皮平均熱貫流率による基準)
2013年の省エネ基準改正により、 熱損失量を外皮表面積で割った基準が採用されました。

 

一次エネルギー消費量

いちじ エネルギー しょうひりょう
建築物で使われている設備機器の消費エネルギーを熱量に換算した値のこと。

(一次エネルギー消費量の対象は、暖冷房、換気、給湯、照明。)

※本コラム記事では、一次エネルギー消費量の対象は、平成28年省エネルギー基準で定められている計算方法に従っています。
BEI 建築物のエネルギー効率を表す指標のこと。

日本語訳は、「 一次エネルギー消費量基準」。

国が定めるエネルギー消費量の基準値を1とした際に、当該建築物のエネルギー消費量と比較して、比率がいくつになるかを示したもので、BEI値が低いほど、建築物の省エネ性能が高いことを示します。

※BEIとは、Building Energy Index の略。
BEI の算定に当たって、太陽光発電設備等によるエネルギー削減量は、自家消費分だけに限られています。
建築物省エネ法では、エネルギー消費性能の向上につながらない再生可能エネルギーは除いて評価することと定めています。
エネルギー消費性能

エネルギー しょうひ せいのう
国が定める省エネ基準からどの程度エネルギー消費量を削減できているかをみる指標(BEI)を、星の数で示しています。

建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度「省エネ性能ラベル」に表示されている星の数が多いほど、省エネルギーのランクが高いことを示しています。

 

【関連記事】

> 省エネ性能表示制度 「省エネ性能ラベル」の見かた ~Part1~
> 省エネ性能表示制度 「省エネ性能ラベル」の見かた ~Part2~
> 省エネ性能表示制度 「省エネ性能ラベル」の見かた ~Part3~
※本コラム記事では、分かりやすく解説することに努めました。そのため、一部省略した表現等を使用している部分があります。

出典・参考
・ ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について「ZEH・ZEH-Mの普及促進に向けた今後の検討の方向性について(2025年5月公表)」(経済産業省 資源エネルギー庁)
・「省エネ基準の概要」(国土交通省)
・ 建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度 関連資料(国土交通省)
・「建築物省エネ法に基づく建築物の省エネ性能の評価書」(国土交通省)
・「建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令における算出方法等に係る事項」(国土交通省)
・「省エネ基準見直し合同会議資料抜粋 (第2回 省エネ基準見直し合同会議配布資料)」(環境省)
登録者京安心すまいセンター
最終更新日2025-08-05 12:00:09
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