【コラム】住宅への省エネ基準適合義務化について

全ての新築住宅に省エネ基準適合が義務付けされます!

2050年カーボンニュートラル、2030年度温室効果ガス46%排出削減(2013年度比)の実現に向け、我が国のエネルギー消費量の約3割を占める建築物分野における取組が急務となっています。

 

令和4年の建築物省エネ法改正により、令和7年からすべての新築住宅に省エネ基準適合義務が課せられます。また増改築を行う場合は、増改築を行う部分の基準適合が求められます。

 

 

 

(出典:国土交通省 令和4年度改正建築物省エネ法の概要)



住宅の省エネ基準とは?- ❝外皮基準❞と❝一次エネルギー消費量基準❞ –

新築住宅(または増改築部分)には2つの省エネ性能が求められます。

⒈ 住まいの熱を快適にコントロールできること!

屋根・外壁・窓などの断熱の性能に関する基準があります。(外皮基準)

 

2.住まいのエネルギーを賢く使えること!

暖冷房、換気、給湯、照明など住宅で使うエネルギー消費量に関する基準があります。(一次エネルギー消費量基準)

(出典:国土交通省 家選びの基準変わります)


省エネ住宅でかなう健康&快適な生活(5つのメリット)

⒈ 夏は涼しく、冬は暖かい

ア. 夏は涼しく、冬は暖かいので快適に過ごせる

イ. 温暖な住環境等で心身が満たされた生活に

温度、騒音、照度、衛生、安全、防犯に問題がない住環境の人々はQOL(生活の質)が高いことがわかっています。

  (参考リンク) Effect of housing condition on quality of life

 

ウ. 室温(18℃以上、12~18℃、12℃未満)で比較すると、健康診断結果にも差が・・・

室温が12~18℃、12℃未満の住宅に住む人は、18℃以上の住宅に住む人に比べて…

・心電図の異常所見のある人が1.8倍、2.2倍

・総コレステロール値が基準範囲を超える人が1.8倍、1.9倍

    (参考リンク 1)・Electrocardiogram abnormalities in residents in cold homes: a cross-sectional analysis of the nationwide Smart Wellness Housing survey in Japan
    (参考リンク 2)・Association between Indoor Temperature in Winter and Serum Cholesterol: A Cross-Sectional Analysis of the S

 

エ. 断熱改修により居間や脱衣所の室温が上昇。

コタツが不要となることなどで、住宅内の1日の身体活動が最大で約50分増加する可能性があります。

(出典:住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査第6回報告会)

 

⒉ ぐっすり眠られてすぐ起きられる

⒊ 喘息などになりにくい

床近傍室温が16.1℃未満の住宅では16.1℃以上の住宅に比べて喘息の子供が2倍。

(出典:住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査第6回報告会)

 

⒋ 入浴事故リスク低減

居間や脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる“熱め入浴(42℃以上)”が約1.7倍に増加します。

また、部屋間の温度差をなくすために居室だけでなく、家全体を暖かくすることが重要です。

(出典:住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査第6回報告会)

 

⒌ 掃除が楽になる

住宅全体の断熱性能が高くなると、結露が発生しにくくなるため、掃除が楽になります。

また、アレルギーや感染症の原因にもなりうるカビやダニの発生を抑制することが期待されます。

(出典:快適・安心なすまいなるほど省エネ住宅(発行:(一社)住宅生産団体連合会))

 

 

省エネ基準はこれからどうなる?

エネルギー基本計画等(2021年10月22日閣議決定)において、2030年度以降新築される住宅は、ZEH水準の省エネ性能が確保されることを目指すとされ、今後、省エネ基準の段階的な引き上げが予定されています。

(出典:国土交通省 家選びの基準変わります)

 

 

登録者京安心すまいセンター
最終更新日2024-06-06 17:28:22
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